2007年8月12日(日)「しんぶん赤旗」

米原子力空母配備

しゅんせつ工事やめよ

民主団体が海上から抗議


 横浜防衛施設局が原子力空母の横須賀配備のための横須賀港浚渫(しゅんせつ)工事に着工した問題で、神奈川県の平和・民主団体の人たちは十一日、海上からの抗議・監視行動に取り組みました。

 県原水協、神奈川労連、県建設労連、新婦人県本部、県と相模原市の平和委員会、県原爆被災者の会、安保廃棄県統一促進会議、キャンプ座間周辺連絡会、日本科学者会議神奈川支部、千葉県平和委員会などから十五人が乗船。青空のもと、色とりどりの旗やのぼりをはためかせ、工事現場付近で、「しゅんせつ工事はやめよ」「原子力空母はくるな」「重金属土砂を海にすてるな」と唱和しました。

 一行は、午前九時二十分ごろ横浜港を出発。午前十時五十分ごろに、横須賀港で、石や砂を運ぶガット船三隻を確認しました。

 抗議・監視行動後、県原水協の永沢丈夫事務局長は、「環境基準をクリアしているとは言いますが、何隻もの船で、有害物質を含んだ土砂を約百万トンも海洋にすてていくのは、環境を保護する時代に逆行しています。許せません」と怒ります。千葉県平和委員会の紙谷敏弘事務局長は、「土砂を投棄する場所は、黒潮や親潮の合流地点付近で豊かな漁場です。千葉の漁業関係者は、自分たちの生活基盤を汚されるという不安があります。私たちも先頭に立ってがんばります」とのべました。

 日本共産党から、畑野君枝元参院議員が参加しました。



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