2007年7月23日(月)「しんぶん赤旗」

主張

政見放送

自公の暴走に立ち向かう党


 参院選挙も終盤に入りました。街頭での演説や法定ビラなどの配布も活発になっていますが、NHKのテレビとラジオで放送されている比例代表選挙の日本共産党の政見放送に、「ストップ貧困」「憲法九条を守れ」という訴えが歯切れいい、日本共産党の政策がよく分かった―などの声が寄せられています。

 安倍自公政権の悪政への国民的怒りを代弁し、「たしかな野党」日本共産党の前進で政治を変えようという日本共産党の訴えへの、期待と共感の広がりを示すものです。

参院選の争点を簡潔に

 参院選挙の政見放送は、全国のNHKで放送されている比例代表選挙の政党ごとの政見放送と、各地の放送局で放送されている選挙区候補の政見放送があります。日本共産党の政見放送をまだごらんになっていない方は、ぜひ誘いあって、見たり聞いたりしてみませんか。

 日本共産党の政見放送は、前半は志位和夫委員長と俳優の浦吉ゆかさんとの対談です。年金、増税、貧困、憲法などのテーマで日本共産党の考えを語り、安倍自公政治の暴走に正面から立ちはだかる日本共産党が伸びてこそ、日本の政治が変わることを明らかにしています。

 後半は市田忠義書記局長の司会で、十七人の比例代表候補を代表して、井上さとし、紙智子、山下よしき、春名なおあき、谷川智行の五人が、公約と決意を訴えます。

 対談での志位委員長の発言で、こんどの参院選挙の焦点となっているどの問題でも、安倍自公政権と正面から切り結び、追い詰めているのが日本共産党であることが簡潔に明らかになっており、好評です。

 たとえば「消えた年金」問題で、日本共産党の建設的な提案が政府を動かし、すべての年金加入者・受給者に年金記録を送る「一億人レター作戦」を実現させたなどの志位委員長の説明に、現実政治を動かす日本共産党の役割が納得できたという感想が寄せられています。

 増税問題では、政府が今年度だけで、庶民から一兆七千億円も取り上げながら、大企業と大資産家向けには同じ額の減税のばらまきをしていることを明らかにし、「庶民に増税、大企業に減税」という、“逆立ち”した税金のあり方を見直せという志位委員長の主張に、よく分かったという声が寄せられています。

 憲法問題でも、安倍首相の憲法九条を変える狙いが、アメリカと肩を並べた海外での武力行使であることを明らかにし、「国民の多数が『ノー』といえば、憲法を変えることはできません」「党をつくって八十五年、反戦平和をつらぬいた日本共産党の議席をのばすことが、戦争への道にストップをかける一番たしかな力になります」という訴えが共感を呼んでいます。

日本の政治を変えるには

 国民の間では安倍自公政権にたいする怒りが噴出し、政治の変化が痛切に求められています。日本共産党が自公の暴走に対抗する旗を掲げていること、その前進こそが悪政への痛打になることを訴えていく好機です。

 志位委員長は政見放送で、自公の暴走に立ちはだかる「たしかな」立場、勇気、信念を持った日本共産党の議席が一議席増えれば国会の党首討論で発言でき、二議席増えれば参院で議案提出権を持つと、政治が確実に変えられることを訴えました。

 日本共産党の議員を一人でも多く増やし、政治を変えたいという国民の切望にこたえるため、政見放送を活用しようではありませんか。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp