2007年7月17日(火)「しんぶん赤旗」

大会準備する中国共産党

地方幹部選出終え学習運動


 【北京=山田俊英】中国共産党はこの秋、第十七回大会を開きます。これに向けて地方組織では三十一の省・自治区・直轄市すべてで六月末までに代表大会を終え、地方党組織の長である党委員会書記ら指導部を選出しました。現在、胡錦濤総書記が六月二十五日に中央党学校で「科学的発展観」について述べた講話を、大会成功のための「重要な政治、思想、理論の基礎」(党機関紙人民日報)と位置づけ、学習運動を進めています。

 党大会、地方組織の代表大会とも五年に一度開かれます。各地方の代表大会の政治報告では、成長戦略とともに民生や農村対策、汚職根絶などがテーマとなりました。

 都市と農村の統一戸籍の実施など、国から「総合改革試験区」に指定されている直轄市の重慶では、汪洋党委書記が「都市と農村が統一した計画で発展する直轄市」の建設を呼びかけました。

 中国では一九五〇年代から戸籍が都市と農村の二種類に分けられ、移動は原則禁止。農民は都市に働きにきても都市の社会保障を受けられませんでした。現在いくつかの地方で是正されつつありますが、全国的には統一戸籍はまだ実現していません。

 昨年九月、社会保障基金運用をめぐる汚職事件で党委書記が解任された上海市の大会では、後任の習近平書記が、事件は「党建設の弱点を明るみに出した」として、一部の党幹部の「専横」を批判しました。

 六月の講話のなかで胡錦濤総書記は、「科学的発展観の要点は人を基本とすることだ」と説明。「最も広範な人民の根本的利益の実現、擁護、発展を党と国家のすべての仕事の出発点にする」ことを求めました。

 党建設では理論、思想を学習し、「高い資質を持った指導部、幹部、党員の隊列をつくる」ことを重視。汚職とのたたかいにも触れ、「この闘争の長期性、困難さ、複雑さを十分認識し、その特別な位置付けをつかむ」ことを強調しました。

 党機関紙、人民日報は講話についての評論員解説を八回にわたって連載し、講話の学習を連日呼びかけています。


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