2007年7月14日(土)「しんぶん赤旗」

ゆきとどいた教育を

すすめる会 全国署名スタート


 父母や教職員らでつくる「ゆきとどいた教育をすすめる会」は十三日、教育全国署名スタート集会を東京都内で開きました。少人数学級の実現や私学助成増額など教育条件の整備を求めて十九年目を迎えた署名運動。これまでの「ゆきとどいた教育をすすめる全国三千万署名」の名称を「ゆきとどいた教育を求める全国署名」と改め、新たなスタートを切りました。

 集会は四百五十人が参加。「百万」「五十万」と都道府県の代表が署名目標を書いたプラカードを持って登壇しました。

 全国私教連の永島民男書記長は、十八年間で集めた三億五千七百万人分の「三千万署名」が四十六道府県での少人数学級実現など大きな役割を果たしたと報告。新たな教育全国署名のもとで、協力・共同を広げ、教育予算増額を求めていこうと呼びかけました。

 大阪府立高校の三十人学級をすすめる会の女性が、父母と教職員が手を結んだ運動の大切さを語りました。

 山形県の私学助成削減に反対して高校生千二百人が県庁前に集まり、要請したと山形学院高校の生徒会代表が発言。無関心だった自分が、借金をして高校に通わせてくれている父母や友人の親を思い、粘り強く周りの生徒に訴え、共感が広がったと報告し、「私は成長できた」と語りました。

 父母や高校生、定時制高校の卒業生がリレートーク。貧困と格差のなかで子どもと教育を守る運動が各地で始まっていることが紹介されました。帝京平成大学の三輪定宣教授が講演しました。



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