2007年7月10日(火)「しんぶん赤旗」

不正行為の解明要求

学力テスト問題 都教組足立支部が声明


 東京都足立区の小学校で学力テストの際に不正行為があった問題で、東京都教職員組合(都教組)足立支部は九日、区教育委員会に対し関係者に謝罪し全ぼうを明らかにするとともに、テスト結果公表と予算格差付けの中止を求める声明を発表しました。

 都教組足立支部では、ことし五月、区教委に提出した要求書でも「『零点に近い子』『テスト問題の読めない子』のテストは提出せずに学校で処理」などの不正行為があったことを指摘し、区教委に警告していました。

 声明では、このようなゆがみは、テスト結果の「上位校」の校長をほめ、結果によって学校予算に格差をつける方針を明らかにするなど、競争をあおってきた区教委の姿勢に原因があると指摘。区教委に、今回の問題の全ぼうの公表と、学力テストの中止を求めるとともに、保護者・区民と共同して、少人数学級実現など、すべての子どもたちを大切にした教育の実現をめざし奮闘する決意を表明しています。



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