2007年7月4日(水)「しんぶん赤旗」
申し入れ受け止める
共産党にNHK回答
自民、民主の二党党首だけの「党首討論」をNHK(日本放送協会)が一日夜に放送した問題で、日本共産党は二日、日本放送協会に対し、このような放映は、「不偏不党」「公平であること」を明確にした放送法からも逸脱しており、是正措置を検討するよう申し入れていました。(申し入れの内容は本紙三日付4面)
この問題で三日午後、井上樹彦NHK政治部長から日本共産党の植木俊雄広報部長に対し、「日本放送協会としての回答」が伝えられました。
回答内容は「日本共産党の申し入れを受けとめ、あらためて選挙期間中のニュース・番組については各政党公平に扱うことを基本精神に、公共放送として国民の期待にこたえていきたい」というものです。この回答について植木広報部長は、「今回、提起していた是正措置について言及がない点は同意できない。わが党の申し入れを受けとめ、今後、公平に扱うということであり、その基本を徹底するよう重ねて要請する」と述べました。