2007年5月13日(日)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案強行許せない

各地で行動


座り込み 山口

 自民、公明両党が改憲手続き法案を、参院特別委員会で強行採決したことに対し、憲法改悪反対山口県共同センターは十一日、緊急の抗議の座り込みを山口市内で行い、三十五人が参加しました。

 県高教組の藤永佳久委員長は「自民、公明の両党は中央公聴会も開かずに委員会で採決を強行した。これは、国民を憲法『改正』から排除することであり、国民に十分理解させないままに参院本会議で成立させるということだ」とあいさつしました。

 日本共産党の吉田貞好参院選挙区候補が「共産党は十分審議がつくされていないと採決に反対してきたが、民主党が採決に同意したために採決となった。民主党の責任は大きい」と批判。「憲法を変えるかどうか、最後に決めるのは国民。粘り強く草の根からの運動を広げていこう」と訴えました。

 参加者が次々とマイクをにぎり抗議をのべ、「今と未来を平和で希望ある日本社会とするために、戦争に通じるすべての策動に強く反対する」アピールを確認しました。

街頭演説 名古屋

 日本共産党の八田ひろ子前参院議員は十二日、名古屋市中区の繁華街などで、改憲手続き法案の強行に抗議して街頭演説しました。

 八田氏は、十一日の参院憲法調査特別委員会で、憲法九条の改悪と地続きの改憲手続き法案の採決を強行したことについて、自民、公明を「国の将来を決める基本法なのに、国民の声を聞く姿勢がなく、国会の歴史に重大な汚点を残した」と批判。「採決に同意した民主の責任も重大です」と指摘しました。

 八田氏は「憲法を変えるかどうかは、国民が決めること」と強調。安倍政権による改憲、戦争する国づくりを許さないために、七月の参院選で「九条守れ、暮らし守れの思いを日本共産党と八田ひろ子に寄せてください」と支持を訴えました。

 宣伝カーの乗務員たちも次々とマイクを持ち、「憲法九条の改悪は許せません」「イラクへの航空自衛隊派兵はただちに中止させましょう」などと訴えました。

 繁華街は路上ライブがあちこちで開かれてにぎわい、宣伝カーに手を振っての声援がたくさん寄せられました。



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