2007年4月19日(木)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案阻止へ

共同センターが全国へ訴え


 労組・民主団体でつくる憲法改悪反対共同センターは十七日、参院で審議入りし緊迫する改憲手続き法案を阻止するために急速なたたかいの展開をはかろうとの全国への訴えを発表しました。

 訴えは、「国民主権の具体化」といいながら、国民主権を制限する法案の重大な問題点、ずさんな法案内容、国民の声をまともに聞かずにすすめる強引な審議過程、重要法案の半分程度の審議時間など、与党が大きな弱点を抱えていると指摘。四月から六月段階のたたかいとして、▽与党の同法修正案とごり押しに対する批判が高まりつつあるもと、全力を尽くして法案の廃案と憲法闘争の前進をめざす▽安倍首相・自民党が参院選の最大の争点に改憲を掲げているもとで、自民党憲法草案・手続き法案を一体のものとして大規模宣伝・署名・集会を展開する▽格差と貧困の是正、社会保障充実などの国民的課題と結合してたたかいを推進する―をよびかけています。

 当面のたたかいについては(1)学習を重視する(2)「九の日」宣伝をはじめ全県下一斉宣伝、地域でのハンドマイク宣伝を強化する(3)政党、参院憲法調査特別委員会メンバー、マスコミへの要請を強める(4)国会行動、傍聴にとりくむ(5)第七十八回メーデーを改憲・改憲手続き法案阻止の総決起の場として成功をめざす―を提起しています。



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