2007年4月8日(日)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案 廃案に

自由法曹団

衆院特別委員に要請


 政府与党が今月なかばにも成立を狙う改憲手続き法案で、自由法曹団(松井繁明団長)は六日、衆議院憲法調査特別委員会の委員五十人に対し法案の廃案を求める要請書を提出しました。

 要請書は、与党の修正案は、改憲派に有利な無料意見広告を原案の形を変えて復活させるもので「国民の意思を正確に反映しない」と問題点を指摘、「拙速な採決に断固反対し、十分な審議を尽くした上で廃案とすべき」だとしています。

 要請行動に先立って開かれた院内集会で、事務局長の今村幸次郎弁護士は、「修正案について実質的な審議もせず、国民が改憲のための論議ということを知らされていないもとで、採決することは許されない」と批判しました。

 集会には日本共産党の笠井亮衆院議員の栫浩一秘書があいさつし、「廃案にむけた国会論戦に全力をあげます」と述べました。



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