2007年3月19日(月)「しんぶん赤旗」
新たに998人を合葬
第60回 無名戦士合葬追悼会
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社会の進歩と革新、平和と民主主義を守る運動に参加して亡くなった人を追悼する「第六十回解放運動無名戦士合葬追悼会」が十八日、東京都新宿区で開かれました。全国の労働組合、民主団体、政党などから新たに九百九十八人が合葬されました。第一回追悼会以来の合葬者総数は三万四千二百二十二人となりました。
日本国民救援会中央本部や日本共産党などでつくる実行委員会の主催。新たな合葬者の最高齢は百四歳、最年少は十九歳でした。
追悼会で国民救援会の山田善二郎会長は、安倍内閣が改憲手続き法案(国民投票法案)の成立を目指していることや、生活格差と貧困が深刻化していることを指摘。「社会変革の夢を抱きつつ世を去った方々の遺志を受け継ぎ、奮闘することを誓う」とあいさつしました。
日本共産党の緒方靖夫副委員長は追悼の辞の中で「(合葬される)皆さんは政治革新のためにかけがえのない役割を果たし、歴史の進歩に貢献した。遺志を受け継ぎ、いっせい地方選挙と参議院選挙で全力をあげる」と決意を述べました。全労連の柴田真佐子副議長と新日本婦人の会の高田公子会長も追悼の辞を読みました。
民医連運動などに携わった故・村口官三さん(北海道)と教育分野で活動した故・下川眞剛さん(福岡県)の親族が、遺族代表としてそれぞれあいさつしました。
追悼会終了後、参列者は合葬者の氏名や略歴を刻んだプレートを持って青山霊園まで葬送行進し、プレートを解放運動無名戦士墓に納めました。