2007年3月5日(月)「しんぶん赤旗」

共産党議席復活で
県民の三つの願い実現を

佐賀演説会 志位委員長の訴え(要旨)


 日本共産党の志位和夫委員長が三日、佐賀市でおこなった演説のうち、地方政治部分(要旨)を紹介します。


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(写真)志位和夫委員長=3日、佐賀市文化会館

 佐賀県議会では、前回選挙で日本共産党のむとう明美さんの議席を失いましたが、共産党の議席があるとないとでは天と地ほどの差があります。

 県議会で、自民、公明、民主はみんな与党です。民主は国政でも自民とあまり変わりませんが、県議会では自民、公明、民主は知事の出す議案に何でも賛成です。古川知事は、自民、公明、民主、社民の四党に推薦してほしいといっており、知事から見ると、四党はみな同じような顔をしているのです。(笑い)

 日本共産党の議席回復は、県民の三つの願いを実現するためにどうしても必要です。

 第一は命と暮らしをまもる議席です。日本共産党の議席がなくなって県議会はどうなったでしょう。

「国保証取り上げやめよ」の議員ゼロ

 佐賀県でも、国民健康保険料が高すぎて払えない人からの保険証取り上げ、「資格証明書」への置き換えが進んでいます。二〇〇一年の二百十世帯から、〇六年には二千一世帯へと十倍です。

 医療保険は、病気のときのためのものなのに、病気で生活が苦しくなり、保険料を払いたくても払えず、保険証が取り上げられ、窓口で十割全額負担にされる。政治が絶対にやってはならないことです。

 ところが、この四年間、県議会でやめよといった議員はただの一人もいません。繰り返しやめよと主張してきた共産党の議席復活で、国保料を値下げさせ、取り上げを金輪際、やめさせようではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

乳幼児医療費助成が全国でもっとも貧しく

 乳幼児医療費助成制度が全国で拡充するなか、通院も入院も二歳までというのは、佐賀県と福井県しかありません。その福井も、入・通院の自己負担ゼロで入院給食費負担もないのに、佐賀県は、診療科ごとに三百円の自己負担をとり、おまけに、むとうさんがいなくなったすきをねらうかのように、入院給食費(一日七百八十円)まで自己負担に。油断もすきもあったもんではない。この四年で全国でもっとも貧しい制度にしてしまいました。(「ひどい」の声)

 共産党議席復活で、どこでも当たり前の小学校入学前までの無料化を実現しようではありませんか。(大きな拍手)

障害者福祉タクシーまで廃止

 むとうさんが佐賀市議時代に取り組み実現した年一万円の障害者福祉タクシー乗車券制度。県議になり繰り返し質問、請願採択を粘り強く働きかけ、ついに全会一致で県でも実現しました。

 しかし県は〇六年度から、この制度を廃止してしまいました。驚いたのは、これに異議を唱えた県議が一人もおらず、自民、公明、民主がそろって「異議なし」で廃止してしまったのです(どよめき)。これもむとうさんの議席復活で復活させようではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

長崎新幹線

 第二は、ムダ遣いをなくす議席です。

 長崎新幹線。総事業費二千七百億円で短縮される時間は博多・長崎間で二十六分、一分百億円です。そんなに急いでどうするのか(笑い)と思いますが、博多・佐賀間の短縮はわずか五分(笑い)です。佐賀県の地元・鹿島市がこれにあげて反対し、在来線利用の代替短縮案を出しました。これは六十億円で十七分短縮です。差はたった九分で、工費は四十五分の一。どちらがいいかは火を見るより明らかです。(拍手)

 ところが、県議会では、このばかげたムダ遣いに自民、公明、民主が「推進」の大合唱です。自民県議は「もっとPRの仕方を考えていかにゃならぬ」(笑い)。PRしたって時間は短縮しないんです(爆笑)。民主は「早く決着して、早くすすめていただきたい」。世論調査では、55・2%が反対、賛成はわずか29%です。この声を堂々と代弁できるのは日本共産党しかありません。(大きな拍手)

豪華海外旅行

 この四年間で、自民、公明、民主、社民、無所属あわせて三十三議員が海外視察と称する豪華海外旅行にいきました。総額三千四百二十八万円、一人当たり百万円以上の豪華さです。

 驚いたのは、「アメリカ・カナダ」コース。自民議員十七人が参加し、〇四年八月、九月の二回にわけていきましたが、なんで同じ場所にいくのか説明がつかない(笑い)。しかも「報告書」では、「グランドキャニオンの大きさ、壮麗さ、偉大さには、ただ、ただ圧倒され、感動するばかりであった」。(爆笑)

 〇五年六月、七月には、自民、社民の十二人の県議が、「欧州行政視察」に。六月はイタリア・ポンペイ遺跡、七月はギリシャ・パルテノン神殿で、どちらも目的は「吉野ケ里歴史公園の整備や活用方法の一助」(笑い)です。どう考えても、日本の遺跡訪問のほうがよほど役に立つ(大きな拍手)。「報告書」の大半は遺跡の説明で、パルテノン神殿は、「二千五百年以上も前の建造物とは思えないほどすばらしい」(笑い)です。

プルサーマル計画

 第三は、県民の安全を守る議席です。

 古川知事は、九州電力玄海原発でのプルサーマル計画受け入れを事前了解しました。プルサーマルとは、ウランとプルトニウムを混ぜた混合燃料(MOX燃料)を燃やすのですが、プルトニウムは本当に恐ろしい物質で、放射能はウランの約二十万倍。運転の危険性の高さ、事故時の放射能汚染に加え、使用済み燃料の処理方法もなく、どこを見ても危険極まりない発電方式です。

 東京電力、関西電力ともに、原発トラブル・事故がおこり、計画を撤回したのに、自民、公明の三十四人の県議はなんと議会で推進決議をあげました。今年二月の県議会では、市民団体が五万人の直接請求署名で提出した「県民投票条例」を、自民、公明、民主がそろって否決したのです。

 共産党の議席復活で、県民の安全を脅かす無謀な計画をストップさせることが本当に切実に求められています。(大きな拍手)

「共産党にがんばってもらわんば」

 あらゆる県民要求と県政をむすぶかけ橋をふたたびかけようではありませんか。むとうさんが議会にいたときの四年間の請願の件数三十三件が十二件に減りました。紹介議員も、賛成討論をやる議員もおらず、県民の声が届きません。「むとうさんにおってもらわんば」(笑い)「共産党にがんばってもらわんば」(笑い)という声が広がっていると聞きました(拍手)。議席獲得に絶大なご支援をお願いします。(「よし」の声、大きな拍手)


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