2007年2月3日(土)「しんぶん赤旗」

労働法制改悪やめよ

全労連 柳沢厚労相罷免求める


 「ホワイトカラー・エグゼンプション(労働時間規制の適用除外)は撤回しろ」「柳沢厚労大臣は辞任せよ」。労働基準法改悪案と労働契約法の法案要綱の答申に向けた審議会が開かれた二日、全労連は東京都内の会場前で要綱の撤回を求め、抗議行動をしました。法案の国会上程に反対し、女性を「産む機械」と発言した柳沢伯夫厚生労働相の罷免を求めました。

 約百人が「労働者使い捨ての労働法制の国会上程はやめよ」との横断幕や「柳沢」「大臣」「の暴」「言は」「許さ」「ない」と一枚に二文字を書いたパネルを掲げてアピールしました。

 全労連の宮垣忠事務局次長は、世論調査でエグゼンプションの導入に94%が反対で賛成はわずか6%だと指摘。「これだけ多くの国民が反対しているのに答申を出す暴挙は許せない。労働法制大改悪に断固反対していこう」とよびかけました。

 全労連女性部の阿部春枝副部長は柳沢発言に対し、「働く女性は産みたくても産めない、産んでも育児が大変な社会を解決するのが大臣の仕事。運動を強め、大臣が『辞める』と言うまで奮闘していく」とのべました。

 京都総評の岩橋祐治議長は、週一回実施している宣伝に激励が多くあると紹介し、「財界言いなりの労働者いじめはやめろ」と訴えました。

 会場前では、全労協も抗議宣伝しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp