2007年1月21日(日)「しんぶん赤旗」

電機労働者懇談会

春闘勝利へ集いを開く


 電機の職場で働く労働者の交流組織である電機労働者懇談会は二十日、東京都内で「〇七春闘勝利1・20電機の集い」を開きました。

 谷口利男事務局長が集約した約千百人の春闘アンケート調査結果について報告。約六割が「生活が苦しい」と答え、生活の必要額では五万円(月額)が最も多かったと述べ、調査結果に基づいた職場での取り組みの重要性を強調しました。

 各職場からの報告では、日立の労働者が「午前二時になっても明かりが消えない」長時間労働の実態を告発。家族の相談も受け、職場ビラで実態を知らせる取り組みについて話しました。

 東芝からは、雇用延長労働者の受け皿になっている子会社がおこなっていた偽装請負を、日本共産党議員の協力も得て追及し、是正させた経験について報告しました。

 雇用延長を相次いで実現させたと報告したのは、沖電気の労働者。労働組合にも働きかけ、再雇用から締め出そうとした会社の思惑をはね返した経験を話しました。

 NECからは春闘アンケート調査の取り組みのなかで、多くの労働者と対話になったと報告。「徹夜しても残業代が一円も出ない」「毎日終電で帰っている」など切実な要求を聞くことができたと述べました。

 桜美林大学の藤田実教授が講演しました。


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