日本共産党

2002年11月20日(水)「しんぶん赤旗」

群馬大統合やめて

林議員、大学当局などと懇談


 群馬大学教育学部の埼玉大学への統合問題で、日本共産党の林紀子参院議員は十八日、党県委員会の大川正治委員長とともに、群馬大学と同教職員組合、群馬県庁などを訪れ、関係者と懇談しました。早川昌枝県議、中道浪子前橋市議、小菅啓司党県書記長が同行し、午後は宇津野洋一県議、伊藤ゆうじ県議候補が加わりました。

 群馬大学では森部英生教育学部長らが、学長懇談会や教授会での議論などを説明。林議員は教育学部存続を求める多くの県民や地域の要望を踏まえて慎重に対応するよう要請しました。

 教職員組合の黒須俊夫委員長らは「教育学部にとって統合のメリットは一つもない」として、国会での追及を要望。群馬県の高山昇副知事は「群大出身者が群馬の教育を支えてきたことは間違いない。県民のマイナスにならないよう十分な議論を求めたい」とのべました。

 「群馬に教育学部を残す会」は、これまでに十二万人以上の署名を集め、六日には文部科学省に存続を要請しています。懇談で坂西輝雄代表らは、「教育はリストラになじまない」「統合すれば群馬は教育へき地になってしまう」と危ぐを表明。存続に向けさらに運動をすすめることで一致しました。

 


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