日本共産党

2002年10月13日(日)「しんぶん赤旗」

有事法制で信教の自由は…

宗教者と日本共産党が懇談

奈 良


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率直な意見交換がされた宗教者と日本共産党との懇談会=12日、奈良県橿原市

 宗教者と日本共産党との懇談会が十二日、奈良県橿原市で開かれ、平和やくらしなどさまざまな問題で率直な意見交換をしました。

 懇談会は、日本共産党奈良県委員会が今年二月の奈良市での開催に続き中南和(県の中、南部地域)の宗教者によびかけて開いたもの。浄土真宗や天理教、キリスト教などの宗教者と、日本共産党の日隈威徳宗教委員会責任者、沢田博県書記長、今井光子県議ら四十五人が参加しました。

 日隈氏は、信教の自由と政教分離の徹底という、宗教にたいする日本共産党の基本的立場を歴史的な事実にもとづいて説明し、有事法制で神社や仏閣の収容など、信教の自由が侵される危険があると指摘。世界と日本の危機的な状況を打開するために思想や信仰の立場を超えて共同することの重要性を強調しました。

 宗教者からは「共産党はさまざまな問題を正面からとらえている」「現世の課題で宗教者の自立的な運動も必要」「共産党との懇談に参加すること自体、勇気がいること。参加しやすくする工夫を」などの共感や注文が出されました。

 また参加者から、吉野町のゴルフ場計画跡地に突然持ちあがった大規模な墓地計画、北朝鮮の問題で意見や質問が出され、日隈氏が各地のたたかいや事実にもとづいて答えました。

 


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