日本共産党

2002年10月9日(水)「しんぶん赤旗」

工事中止を要請

内閣府に新垣県知事候補、赤嶺衆院議員ら


 「基地をなくし平和とくらしを守る革新・民主の沖縄県政をつくる会」(準備会、略称革新沖縄の会)の新垣繁信氏(60)=沖縄県知事候補=は八日、内閣府にたいし沖縄市の泡瀬干潟の埋め立て工事強行に強く抗議、工事の中止を要請しました。

 抗議・要請には日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、外間久子沖縄県議、新垣潔沖縄民医連事務局長が同行しました。

 埋め立て事業は、海藻藻場移植技術が確立していないとして着工を見合わせていました。

 しかし沖縄総合事務局は八日、「海藻移植実験は、条件が整った場所では良好な生育が確認され、適用性が高いと評価された」として、海上工事を開始しました。

 新垣氏らは、「手植えは国の調査でも限定された範囲の実験と報告されており、十分な議論を経ないで万全とするのは非科学的」と批判。

 また、特別自由貿易地域への企業進出の将来見通しも困難であり、港湾拡張工事の必要性はないと訴えました。

 応待した武田宗高沖縄振興局長は、「手植えは成功しているとの報告を得ている。自由貿易地域への企業進出が厳しいことは承知しているが、地元の強い要請がある」と強弁しました。

 


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