2002年10月4日(金)「しんぶん赤旗」
シュレーダー独首相とシラク仏大統領は二日夕パリで会談し、米国が企図する対イラク即時軍事攻撃に反対することで意見の一致をみました。
国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)とイラクが査察再開で合意したことを歓迎し、国連による査察が問題解決の正しい道であるとの点でも一致しました。
カトリックの総本山バチカンは三日、イラクに対する武力攻撃への反対を改めて表明しました。
また同日明らかになった米提案の国連安保理決議案にたいし、フランスのドビルパン外相は三日、「軍事的段階に自動的に移行するものであってはならない」と反対を明言したと伝えられます。ロシアのサルタノフ外務次官も「自動的な武力行使を押し付ける試みは受け入れられない」とのべました。