日本共産党

2002年10月1日(火)「しんぶん赤旗」

米英との反戦連帯を

26日に大反戦デモ

ドイツ平和団体よびかけ


 【ベルリン29日坂本秀典】ドイツの平和連合組織「平和の枢軸」に加盟する三十五団体は二十八日、カッセル(ヘッセン州)で代表者会議を開き、来る十月二十六日、ブッシュ米政権によるイラク攻撃に反対する全国規模の大デモ・集会を実施すると発表、参加を呼びかけました。とくに米英で高まる反戦運動との連帯を表明しています。

 二十九日発表された「平和の枢軸」の声明は、ドイツの連邦議会選挙(二十二日投票)で「参戦拒否」を主張したシュレーダー連立与党の勝利を歓迎。同時に連邦政府にたいし、(1)クウェートから装甲車を、湾岸海域から海軍を撤収すること(2)作戦に従事する米軍の在独米軍基地およびドイツ領空の利用を拒否する―よう求めています。

 さらに、いま政府は「イラク攻撃への参戦を拒否する」と約束しているものの、アフガニスタンやバルカン半島での独軍の負担を増やすことで、米軍がイラク攻撃に集中できる条件を整えようとしていると指摘。こうした間接的な「戦争参加」は、政府の反戦姿勢を評価した国民を欺くものだと述べています。

 「平和の枢軸」は、今年十一月初めベルリンで開かれる「イラク問題に関する会議」に賛同する、また来年二月初めには再び全国規模の反戦デモを実施することも決めました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp