日本共産党

2002年9月28日(土)「しんぶん赤旗」

広島の地球平和監視時計「0」に戻す


写真
地球平和監視時計をリセットする畑口実館長=27日、広島市・広島平和記念資料館

 広島平和記念資料館は二十七日、アメリカが未臨界核実験を強行したことを受けて、最後の核実験からの日数を刻む地球平和監視時計のデジタル表示を「28」から「0」に戻しました。

 この時計は現在の時刻を示すアナログ時計の下に、広島に原爆が投下された五十七年前の八月六日からと、最後の核実験からの二つの経過日数をデジタル表示しています。昨年八月六日、「広島からの『地球平和監視』を考える会」から寄贈されたものです。

 「ヒロシマの心を踏みにじる。腹立たしい」。リセットした畑口実館長は「設置されて初めてリセットボタンを押したのは昨年の今日、九月二十七日でした。丸一年たって六回目のボタンです」とのべ、「またか、またかという実験でした。テロを口実と言わんばかりの核実験と思えてなりません」と、アメリカの姿勢を非難しました。

 


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