日本共産党

2002年9月28日(土)「しんぶん赤旗」

"平和の道筋に努力する姿すごい"

"世界観のある話に感銘"

外交・経済・農業―

不破議長の訴えに共感広がる

山形・酒田市演説会 満員の千五百人


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訴える不破哲三議長
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衆院山形4区補選で須藤みや子候補必勝の演説を聞く参加者=27日、山形・酒田市

 衆院山形四区補欠選挙の投票日まであと一カ月とせまる中、山形県酒田市の酒田市民会館で、不破哲三議長を迎えて日本共産党演説会が二十七日夜開かれました。自治体幹部や町内会役員、市内在住の著述家、元自民党員や党演説会は初めてという人など広範な市民が参加し、ロビーで立って聞く人や第二会場で聞く人など、同市での党演説会としては過去最高の千五百人の聴衆であふれました。

 不破議長は、自民党がどういう日本をつくるかの戦略を持たないことを、外交・平和問題、経済・農業問題にわたって解き明かし、それにたいし日本共産党がそのどちらでも国民の立場にたった確固とした戦略と目標を持っていることを語り、須藤みや子候補への支持を会場いっぱいの聴衆に熱く訴えました。

 「仕事の関係で自民党員だった」という酒田市の男性(68)は、「一度不破さんの話を聞きたかった」と日本共産党の演説会に初めて参加。「自民党の演説会は橋をつくったとか、ものをつくったという話ばかりで哲学がない。世界観、歴史観がしっかりした話で、農業問題など現場に即した考え方で、感銘した」と感想を語りました。酒田市の会社員の男性(30)は、「希望を持てる社会にするためどうしたらいいかと思っていたが、今日の話を聞いて気持ちが強くなった」。

 外交問題で、不破氏は自身の国会での提起など、日朝国交正常化交渉への筋道をつけてきた日本共産党の役割や、自身の訪中の経験をふまえて日本共産党のアジア外交、平和戦略を紹介。「平和への道すじ、誠実に努力してきた日本共産党の姿がすごいと思った。思いきって参加してよかった」との感想が寄せられました。

 経済問題で不破氏は、(1)公共事業のむだ遣い、(2)不良債権処理による不況加速、(3)国民への負担押し付けという自民党政治の失敗に加え、(4)農業問題でも自民党にはそもそも農業政策がないことを解明。遊佐町から参加した池田和也さんは「今までは加藤紘一さんに頼まないと生活はよくならないと思っていたが、間違っていた。長期の見通しのない自民党の四つの失敗の話はよくわかった」と語りました。

 最後に不破氏は「アメリカの軍事戦略上の利益より自国の利益を優先させる正真正銘の政府を持たない限り、この国が大きな力をもつ国にならない」という、アメリカの外交専門家の論評を紹介し、「正真正銘の日本政府をつくるためにがんばろう。その最初の選挙がこの補欠選挙。国民の立場で道理をもって活動する日本共産党と須藤みや子候補に大きな支援を」と訴え、参加者は大きな拍手でこたえました。

 これに先だち、須藤候補は、庄内地方の農業、漁業、林業の苦境を紹介し「第一次産業を守り発展させたい」とのべるとともに、「日本共産党は金権腐敗の一掃、くらしと医療、外交でもしっかりした対案を持っている党です。庄内の心を国会にとどけるため、命を燃やしてがんばる決意です」と訴えると、会場から力強い拍手があがりました。

 


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