2002年9月15日(日)「しんぶん赤旗」
【ニューヨーク13日遠藤誠二】訪米中の小泉純一郎首相は十三日午後、ニューヨーク市内のホテルで記者会見を開き、対イラク軍事行使に関連して大量破壊兵器の査察などを要求する国連安保理決議の新たな採択が必要であることを改めて主張、イラクがこれを受け入れない場合についての日本の態度については留保しながら、「軍事力行使は最後の手段」として認める可能性があることを言明しました。
小泉首相は、「まずイラクが何回も採択されている国連決議を守ることが重要」とのべ、十三日午前に国連総会演説で指摘した、イラクによる査察再開受け入れを主張。イラクがあくまでも査察を拒否し、ブッシュ米大統領が「別の道」をとった場合、日本政府はどのように対応するのか?との報道陣の質問にたいしては、「予断について答えるのは適切でない」と言明。一方で「軍事力行使は万策が尽きやむを得ない場合の最終手段。世界最強の国家である米国が、これを使わないにこしたことはない」などとのべました。
来週予定されている北朝鮮訪問と日朝首脳会談について小泉首相は、北朝鮮側の「誠実な対応」を期待し、「一歩でも国交正常化に向け踏み出したい」とのべたうえで、日本人拉致問題、米国が「関心をもっている」(十二日の日米首脳会談でブッシュ大統領)大量破壊兵器、核兵器、通常破壊兵器の問題などを含め「包括的に」話し合うことを表明。
また、北朝鮮の通常兵器問題について、「韓国との国境線付近に兵力を集結させることは、頭に銃口を突きつけているようなもの。敵対意識を捨て協調路線をとることが北朝鮮にとってもプラスになる」と語り、会談を前にして通常兵力の削減を求めました。