日本共産党

2002年8月31日(土)「しんぶん赤旗」

完全失業者22万人増

7月

3カ月連続で5.4%

大企業のみ雇用減らす


 総務省が三十日発表した七月の完全失業率(季節調整値)は五月、六月と同水準の5・4%でした。これは過去最悪水準だった昨年十二月(5・5%)に迫る高水準で、雇用情勢は依然として改善していません。完全失業者数は一年前より二十二万人増加した三百五十二万人で、十六カ月連続で前年を上回っています。

 解雇・倒産など非自発的離職者は百四十二万人で、前年同月より四十三万人増加。昨年八月以来、これで丸一年、前年比で増加を続けています。特に大企業を中心にしたリストラ・人減らしが激しく、従業員五百人以上の大企業のみが十五カ月連続して前年比で雇用者数を減らしています。従業員が三十人〜四百九十九人の企業は四カ月ぶりに増加、二十九人以下の企業は二カ月連続で増加しました。

 就業者数は六千三百七十四万人で一年前より七十八万人減少(前年比で十六カ月連続減)。うち、雇われている雇用者は五千三百七十九万人で同十一万人減(同十一カ月連続減)。自営業主・家族従業者は九百七十一万人で同六十七万人減(同三十カ月連続減)でした。

 


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