日本共産党

2002年7月12日(金)「しんぶん赤旗」

国会議員を経験した実力と21世紀を担う若い力

国政補欠選挙 候補者を紹介します


 国会議員を経験した実力政治家と21世紀を担う若い力――。10月の国政補欠選挙(10月27日投開票)に立候補する日本共産党の5候補が11日、国会内で勢ぞろいしました。各候補の決意と志位和夫委員長の候補者紹介です。


衆院山形4区

須藤美也子さん(67)新

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“加藤疑惑”に審判を

 【略歴】1935年山形県鶴岡市生まれ。県立鶴岡南高卒。山形県議1期、参院議員1期。現在、党中央委員、山形県委員長

 ▽志位委員長の紹介 参院議員を一期務め、とくに食料・農業問題をはじめ幅広い分野で活躍しました。県委員長として山形県を代表する政治家で、全国二人の女性県委員長のうちの一人です。

 ▽須藤候補の決意 加藤紘一氏は自民党の元幹事長でありながら、県内の建設業者から公共事業の受注企業から5%以上の口利き料をとって国会議員にばらまき、総理のイスまで買おうとしていました。また、政治資金から九千万円という個人のマンション、生活費を使っていました。検察当局は立件できませんでしたが、ならば県民、有権者がこれにきっぱりした審判を下す選挙であると思います。負けてはいられない選挙と全力をあげます。

 【衆院山形四区】鶴岡市、酒田市、東田川郡、西田川郡、飽海郡


衆院神奈川8区

むねた裕之さん(43)新

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「日本改革」を訴えたい

 【略歴】1958年北海道生まれ。東京工業大学卒。コンピューター会社勤務、2001年参院選神奈川選挙区候補。現在、党県常任委員

 ▽志位委員長の紹介 前回参院選の神奈川選挙区候補として奮闘しました。二十数カ国を訪問した国際派です。とくに働く青年の権利を守って運動の先頭に立ち、実績をかちとった経験も持っている方です。

 ▽むねた候補の決意 神奈川八区は自民党、与党の得票率が低く、いままでの自民党政治ではダメだということが当然視され、日本をどうつくるかということに住民の大きな関心があります。世界と二十一世紀をどうつくっていくか―日本改革の提案を真正面から訴えられる選挙区です。

 また、政治の激動を起こす力を持った選挙区です。市民活動が盛んで、自分の地域のことは自分で決めるという意識で能動的に政治にかかわる方が多いのです。この区で日本の政治の激動を起こしていきたいと思います。

 【衆院神奈川八区】横浜市青葉区、川崎市宮前区


衆院大阪10区

すがの悦子さん(59)元

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不況、失業なんとかしたい

 【略歴】1942年大阪市生まれ。大阪府立港高校卒。住友生命勤務、衆院議員1期(旧大阪3区)。現在、党中央委員

 ▽志位委員長の紹介 衆院議員を一期務め、現役時代の一九九〇〜九三年の時期にはリクルート疑惑の追及や小泉郵政相との郵政民営化問題での論戦で、いまにつながる値打ちのある論戦をおこなっています。

 ▽すがの候補の決意 辻元清美さんの辞任を受けての補選です。大阪は全体的に失業、倒産という点で景気が大変で、厳しい状況です。くらしがつぶされ、平和や民主主義が危ない、汚れた政治の大掃除と、どの点を考えても、日本共産党の私が国会へ押し上げていただく以外にないと思います。

 何としても、こじあけてでも議席を得たいという気持ちで全力を尽くします。

 【衆院大阪十区】高槻市、三島郡


参院千葉選挙区

浅野ふみ子さん(31)新

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口利き政治をただす

 【略歴】1970年埼玉県生まれ。国立木更津高専卒。木更津市役所勤務、民主青年同盟千葉県委員長。現在、党県女性児童部長

 ▽志位委員長の紹介 現在、党県委員会の女性・平和問題の責任者です。苦学して工業高等専門学校を卒業し、土木技師として仕事をしてきました。そのなかで、環境破壊でなく、自然と共存した建築のあり方を探求してきました。そういう経験も生かしてもらえると思います。

 ▽浅野候補の決意 参院議長の井上裕さんが公共事業の口利き疑惑に関係していたということで辞職し、おこなわれる補欠選挙です。現職の鎌ケ谷市長や助役が逮捕されるという前代未聞の事件にまで発展しています。私は土木技師をしていましたので、公共事業が食い物にされることに本当に怒りを感じます。お金で左右される政治から、国民の意思で動かす政治を何としても実現するため、無党派層、とりわけ若い人と一緒に頑張ります。


参院鳥取選挙区

市谷とも子さん(34)新

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母親たちの思い国会に

 【略歴】1968年鳥取市生まれ。鳥取大学卒。鳥大付属養護学校講師、1998、2001年参院鳥取選挙区候補。現在、党県常任委員

 ▽志位委員長の紹介 前回、前々回の参院鳥取選挙区候補として奮闘しました。それまでの二万票弱の得票を四万票台に一気に倍増させた実績を持っています。女性、庶民の立場でのさまざまな要求実現の運動の先頭に立ってきた点でも信頼の厚い方です。

 ▽市谷候補の決意 鳥取県民は、ものすごく苦労しています。鳥取県西部地震では、ここに住みつづけたいけれども、家がつぶれてしまって大変だという方が本当にたくさんいました。女性の就業率は全国でも高く、子育てと仕事の両立がすごく求められているところです。私も子どもが一人います。このお母さんたちの思いが私のところにいっぱい集まってくるんです。県民のみなさんの願いを引っさげて、この国会にやってきたい。

 


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