日本共産党

2002年7月11日(木)「しんぶん赤旗」

大阪高裁

サービス残業是正

編集会社と元社員和解


 広報誌の編集・製作をしている「サンマーク」(東京都新宿区、約千二百人)を相手取り、同社の社員だった高橋映美さん(26)=大阪府八尾市=が時間外労働の支払いを求めていた裁判で、高橋さんの全面勝利の和解が十日、大阪高裁で成立しました。

 和解の内容は、会社側は(1)時間外手当の不払いに対する謝罪(2)請求していた未払いの時間外手当(一九九九年九月から二〇〇〇年八月までの約七百時間)など約二百四十八万円の支払い(3)未払いを防ぐ必要な制度や運用の改善―です。七月中に会社が高橋さんに文書で改善内容を回答するとしています。

 和解後、高橋さんは、「私がやめてからも、いっそうひどい実態だと聞いていました。改善の約束は最高にうれしい。今後、どう変わるか注目している」と喜びを語りました。

 高橋さんは九九年同社の大阪支社に入社。同社では早出残業や広告の営業などの後、午後六時以降も編集業務をこなすなど、サービス残業(ただ働き)が常態化していました。高橋さんは再三、上司に改善を求めましたが、無視されたため、やむなく二〇〇〇年九月に退社しました。

 今年三月の一審判決では、平日の帰社後の残業は認められましたが、早出、土曜出勤についてはタイムカードがあるにもかかわらず認められませんでした。原告、被告双方が控訴していましたが、会社側は一転して、和解を申し入れていました。

 


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