2002年7月8日(月)「しんぶん赤旗」
任期満了にともなう福島県霊山町(りょうぜんまち)の町長選挙が七日投開票され、日本共産党の前町議で、党が推薦する「明日の霊山町を考える会」の大橋芳啓氏(58)=無新=が、自民党国会議員などの応援を受けた、建設会社社長で元町議会議長の利根川靖典氏(58)=無新=を破り当選しました。全国で十人目、東北地方では秋田県湯沢市に継いで二人目の日本共産党員首長の誕生となりました。
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大橋氏の事務所に集まった約四百人の支持者らは当選の報に歓声を上げ、大きな拍手とともに「よしひろ」コールが沸き起こりました。
あいさつに立った大橋氏は「町長になっても、町民の皆さんとの太いパイプが私の動脈。自治体本来の役割が果たせる町政を、町民の皆さんとともにつくっていきたい」と、喜びと新たな決意の言葉をのべました。
選挙事務所にかけつけた町民は「大橋さんならまっすぐな政治をしてくれると思う。町民の声が数字に表れた」(五十一歳、男性)、「共産党だからという人もいたが、いままで自民党は何もしてくれなかった。すごく期待しています」(五十三歳、女性)と、期待の声をあげていました。
開票結果は次の通り。
(当)大橋 芳啓 58 無新 4092
利根川靖典 58 無新 2456
(投票率82・06%)