日本共産党

2002年6月28日(金)「しんぶん赤旗」

学童保育発展させて

党議員団 全国連絡協議会と懇談


懇談の写真 全国学童保育連絡協議会は二十七日、学童保育の拡充を求め、各党要請を行いました。日本共産党の児玉健次、瀬古由起子の両衆院議員、井上美代、西山とき子、畑野君枝、林紀子の各参院議員が応対しました。

 同会は、施設整備目標数の大幅引き上げ、三年間据え置きの補助単価(一施設当たり年間百五十三万円)の引き上げと予算の大幅増額、学童保育を「放課後の居場所づくり(全児童対策事業)」に解消せず、拡充することを求めています。

 東京都学童保育連絡協議会の岸野悦朗事務局長は「不況やリストラで働く母親が増え、需要は高まっているが、児童数千人の学校に定員四十人などの実態だ。待機児童が増え、三年生には申請書を渡さないというケースもある。財政的に、国がバックアップしてほしい」とのべました。

 「シングルマザーで二人の子を育てている」という横浜市の女性(39)は「学童は責任をもって子どもを預かってくれ、子どもにとってはもう一つの家庭といえる場。生きる力を学べる学童保育を守り、発展させてほしい」と訴えました。

 議員からは「厳しい財政状況のもと、指導員や父母の献身的な努力で成り立っている。国が財源を確保し、仕事と子育ての両立、子どもの発達を保障するべきだ。ともにがんばりましょう」などの発言が相次ぎました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp