日本共産党

2002年6月28日(金)「しんぶん赤旗」

解決促進法案の審議を

元「慰安婦」ら国会内で集会


写真 日本共産党、民主党、社民党の三党が提出した、元「従軍慰安婦」への日本政府による名誉回復と補償を定めた「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」の早期審議入りを求める緊急集会が二十七日、国会内で開かれました。同法の立法を求める連絡会議の主催です。

 韓国、台湾の被害者や支援者、国会議員など約百人が参加しました。

 長い間過去について話すことができなかったという台湾の陳鴦さん(79)は「日本政府の正式の謝罪と賠償をしてもらいたい」と静かに話し、韓国の李容洙さん(74)は強制的に連行された当時の様子を涙ながらに語り、「ぜひ法律をつくってこの問題を解決してください」と訴えました。

 現在、参院内閣委員会に付託されている法案は同法案以外にありませんが、与党は審議入りを拒み続けています。

 日本共産党の吉川春子参院議員は「与党が法案の審議にも入らないというのは通らない。法案成立へ三党が一致団結してがんばっていく」と決意をのべました。

 日本共産党から、藤木洋子衆院議員、畑野君枝、八田ひろ子、吉岡吉典各参院議員も参加しました。

 集会後、被害者らは「慰安婦」問題の解決を外務省に申し入れました。

 


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