2002年6月19日(水)「しんぶん赤旗」
「私たち短歌を愛するものは『戦争国家』づくりは反対です」―と、歌人二百三十一氏と一短歌会が十七日、「有事法制反対アピール」を発表しました。
「アピール」は、有事三法案は、「まさに『戦争実施法案』といわざるを得」ず、「日本をふたたび『戦争国家』に変質させ」ると述べています。そうして「国民の『思想・信条の自由』も『表現の自由』も制限される」ことになるが、それらは、短歌にとっては「命綱」である、と表明。今こそ、憲法九条を守り抜き有事三法案廃案のため力をあわせようと訴えています。
岩田正(『かりん』)、碓田のぼる(『新日本歌人』)、加藤克巳(『個性』)、久々湊盈子(『個性』)、小市巳世司(『青南』)、橋本喜典(『まひる野』)、槙弥生子(『醍醐』)、吉村睦人(『新アララギ』)の八氏が、結社の違いを超えて呼びかけていました。
賛同者には、扇畑忠雄(『群山』)、太田絢子(『潮音』)、来嶋靖生(『槻の木』)、小高賢(『かりん』)、佐佐木由幾(『心の花』)、田井安曇(『綱手』)の各氏らがいます。