日本共産党

2002年6月6日(木)「しんぶん赤旗」

福田長官

「三原則」発言で釈明

衆院厚労委理 小沢氏は罷免主張


 福田康夫官房長官は五日午前、衆院厚生労働委員会理事会に出席し、みずからの「非核三原則」見直し発言問題について、「政府として見直すものと受け止められているが、それは私の真意ではない。関係方面に心配をかける結果となっていることは誠に残念だ」などと釈明。「三原則を堅持する政府の立場は変わらない」と述べました。

 同理事会への福田長官の出席は、四日の理事懇談会で「被爆者問題を抱える厚労委として看過できない」との意見が出されたためです。

 福田長官の釈明を受け自民党理事は、医療改悪法案の審議日程の協議に応じてほしいと発言しました。

 これに対し日本共産党の小沢和秋議員は、「われわれは福田長官の罷免を要求している。(福田長官の)発言で諾とするものでない」と主張。四野党は一致して、衆院有事法制特別委員会で同発言に関する小泉純一郎首相出席の集中審議が行われることなどが厚労委の日程協議の大前提だと述べました。

 六日午後に改めて理事懇談会を開き、協議することになりました。

福田長官の罷免「考えていない」

首相

 小泉純一郎首相は五日夜、「非核三原則」の見直しに言及した福田康夫官房長官に対する野党側の罷免要求について、「(官房長官は内閣の)大黒柱だ。重要な閣僚メンバーで、罷免など全然考えていない」と述べました。首相官邸で記者団に答えました。

 


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