日本共産党

2002年5月23日(木)「しんぶん赤旗」

有事法案 終日抗議

初めて国会へ すごい熱気/武力で命は守れない


 「初めて国会前の行動に来ましたが、すごい熱気。帰ったらすぐに署名を集める」。与党三党が衆院有事法制特別委員会で、有事三法案の公聴会開催を強行議決したのにたいし二十二日、「まともな審議なしの強行は許さない」と、千三百人が国会前を埋めました。

 「STOP! 有事法制5・24大集会」実行委員会がおこなったもの。朝から全労連、中央社保協などが座り込むなど、終日、国会前で怒りの行動がつづきました。

 新潟からかけつけた佐藤大輔さん(22)=老人保健施設勤務=は「無理やりつくった有事法制で若いぼくたちが戦争の犠牲になるなんて納得できない」と熱っぽく語ります。

 「医師の仕事は命と健康を守ること。これを脅かす医療改悪と有事法制は廃案にしなければならない」(全国保険医団体連合会)、「小泉首相のいう構造改革とは、憲法九条に守られた日本の構造を戦争できる構造へ変えるもの」(全日本海員組合)、「二十世紀で武力では命を守れないことを経験した。二十一世紀は武力から非暴力に転換させよう」(平和をつくり出す宗教者ネット)など、各界からの発言がつづきました。

 全労連の坂内三夫事務局長、全労協の藤崎良三議長らが訴え、日本共産党の穀田恵二国対委員長、社民党の今川正美衆院議員、無所属の川田悦子衆院議員が連帯あいさつしました。

写真

戦争準備を許すまいと阻止行動につめかけた1300人の人々=22日、国会前

 


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