日本共産党

2002年5月2日(木)「しんぶん赤旗」

日本共産党の大学改革提案とは?


 〈問い〉 日本共産党は先日、大学改革のための提案を発表したそうですが、どんな内容ですか。(岐阜・一読者)

 〈答え〉 日本共産党が四月二十日発表した、「国民の立場で大学改革をすすめるための提案」は、学術・教育を台なしにする小泉「改革」から大学をまもり、「学問の府」にふさわしい大学改革を進めるための共同を呼びかけたものです。

 小泉内閣の「大学改革」は、▽国立大学を再編・統合し大幅削減▽国立大学制度を解体し民間経営手法の「国立大学法人」化▽競争原理を導入し、国公私立「トップ三〇」大学を重点育成―が柱で、全教職員も「非公務員」化する方針です。

 これは、大企業が実用化できる研究成果を生む大学を重点的に育てる路線です。少ない大学予算の一部への重点配分で広がる格差や、高騰する学費などは放置され、地道な研究や広い学問分野の教育、地域社会での役割などは切り捨てられます。

 日本共産党は第一に、国立大学「法人」化や教職員「非公務員」化、強権的な再編統合を撤回させ、国立大学改革の国民参加での検討をよびかけます。教育・研究を充実する再編・統合の場合でも、学内合意を基礎に大学間の自主的話し合いで進め、地域の意見を尊重し「一県一国立大学」を守るべきです。

 第二は、「大学の自治」を尊重した財政支援のルール確立です。国に高等教育への財政責任をはたさせ、欧米の半分という大学予算を大幅に引き上げ、老朽施設改善や私立大学経常費「二分の一補助」を達成すべきです。文部科学省の財政誘導などの仕組みも廃止すべきです。

 第三に、「国民の共有財産」にふさわしい大学改革へ、▽教育重視の学びがいある大学▽自由で創造的な研究の振興▽民主的で実行力ある大学運営制度▽大学が国民の意見を受け止める制度―を提唱しています。

 第四に、国民の学費負担を減らす方向に踏み出すことを呼びかけています。

)〔2002・5・2(木)〕


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