日本共産党

2002年4月29日(月)「しんぶん赤旗」

ストップ小泉医療改悪

「食費削るしかない」

医療改悪阻止署名に反響

東京・多摩 党と後援会


 二十八日、医療改悪反対の署名を持って団地住民を訪問した東京・多摩市の日本共産党百草団地支部と後援会の行動に同行しました。(内藤 真己子記者)

 「年寄りは共産党よ」。食事を中断して玄関に出てきた高齢の女性はいいました。「全部賛成ではないの。でも医療の値上げは困るから、主人と二人、初めて入れましたよ」。一週間前、定数二の市議補欠選挙で、日本共産党候補が議席を得たばかりです。

 夫ががんで手術。通院と服薬が欠かせません。「いまは月三千円を超えたら薬代もいらないけど、これからはいくらかかるか分からない」

 後援会員が「しんぶん赤旗」の切り抜きを示し、改悪されると高齢者の通院は窓口負担に上限がなくなり、月一万二千円を超えると後から払い戻される仕組みになることを説明。「やっぱり大変ね。介護保険料だって去年秋から二倍になったのに。署名? いいですよ」

 六十七歳の女性も「主人から『医療費が十月から上がる。大変だ』と聞かされていました。いまでも月一万円以上かかってますよ。これ以上になったら食費を削るしかないといってるんです」

 署名に応じ、「しんぶん赤旗」日曜版の購読も約束してくれました。

 「共産党の人ですか?ぜひ聞いてもらいたいことがあるんです」。こう切り出したのは四十代の主婦。父親が老人病院に入院。差額ベッドなど保険外負担も入れて月十五万円を負担しているといいます。介護保険施設に移りたいがベッドがいっぱいです。「家計が苦しい。なんとかならないでしょうか」

 脊髄(せきずい)の病気で軽い痴ほうもある夫(78)が、老人保健施設に入所しているという加瀬ミヨ子さん(73)は「六カ月といわれれた入所期限が迫っているのが気がかり。月二十万円近くかかる老人病院なら空いているといわれてるけど、とても払えない」といいます。

 小林憲一市議も参加し約二時間で二十六軒を訪問。署名十六人分が集まり、二人が日曜版の購読を約束してくれました。

 


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