日本共産党

2002年4月25日(木)「しんぶん赤旗」

ストップ!小泉医療改悪

中央社保協が6000人の怒りの一言

“年金6万円から国保引かれ…”

“夫は失業、保険料も払えない”


 全国三十都道府県でとりくまれている医療改悪反対の「はがき署名」に添えられた声・六千人分を、中央社会保障推進協議会と医療団体連絡会議が、「小泉『医療改革』に異義あり 怒りのひとこと集」にまとめました。不況、リストラでひっ迫する暮らしの告発、小泉政治への憤まんが満載です。中央社保協は医療改悪案の審議入りに際し、全ての国会議員に送付しました。声の一部を紹介します。


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医療改悪反対の署名に応じる市民=札幌市

 ■国のためになくなった英霊に頭を下げる小泉総理よ、私たち高齢者もお国のために働いてきた英霊だ。安心できる制度を作れ。(宮城・白石市)

母が難病で入院

 ■母がパーキンソンで入院。父は心臓で半年に一回入院しなければならない。なぜ(入院費の保険外しを)長期入院まで広げなければならないのか。これでは貧乏人は医者にかかるなと言っていると思える。(山形・米沢市)

 ■過酷な労働条件(十七時間労働三週間休みなし)、病巣を作るような労働を強いておいて病気になれば使い捨て、そんな社会を作るのは政治家の責任です。弱者にやさしい政治を!(東京・大田区)

 ■主人が失業で(任意)継続で社会保険に入っていたけど毎月二万円も(保険料を)払えずストップ! 主人と子どもたち三人は保険証がない。(石川・加賀市)

 ■働きたくても五十をすぎたおばさんは職場もなし。私なんか少々頭痛くても咳があっても我慢。なんとかしなければ、食費、住居費、税金、毎日毎日目に見えて人並みに生活するって大変です。(福井市)

首相を恨む

 ■妻が平成十三年に大腸がんを切り、採血と抗がん剤投与で一万八千円、血圧も高く近所の医者で月一万円かかる。われわれ高齢者は小泉首相を恨むぞ。静岡空港やめて庶民に身近な人間性ある行政を望む。(静岡>県)

 ■四十年来ねん糸工場を経営してきた私の実家は長引く繊維の不況のあおりを受けて倒産し、工場も家、屋敷、すべて失いおまけに年金から天引きで返済させられている。(愛知・豊田市)

 ■八十一歳の孤独老人です。戦争にも行きましたが、いわゆる恩(給)欠(格)者です。月六万四千円の年金から家賃等々、国保料、介護保険料を支払い、数種の病気で加療中。高齢者は早く死ねといわんばかりの政策にどうしたらよいか、怒り狂う。(京都・綾部市)

家計は火の車

 ■低所得者にとって、三割負担は重大です。家族の一人が入院でもすれば家計は火の車。そのため生命保険料等月に二〜三万円の出費です。六カ月以上の入院をすればたちまちお手上げ状態。(大阪府)

 ■私の会社は今、更生法の手つづきをようやく終えてなんとか私の首はつながっています。それでもこの状況下、いつリストラになるかもわかりません。こんな時期になぜ…。(奈良市)

 ■本人三割負担と保険料を払う人間は同じ。小泉のいう三方一両損にだまされてはだめ。(兵庫・龍野市)

 ■戦争中は「勝つまでは欲しがりません!」の青春時代。老後は「姥捨て山」行きですか。許せません。(福岡・山田市)

 ■ムダな公共事業を削ればたくさんの人命が救えます。川辺川ダムは中止し、県民の命を守ることに税金を使ってください。(熊本・八代市)

 


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