日本共産党

2002年4月7日(日)「しんぶん赤旗」

障全協総会

障害者も立ち向かう

社会保障の改悪を批判


 障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協、吉本哲夫会長)は六日、東京都新宿区で第三十六回総会を開き、全国から代表が参加しました。

 日本共産党の小池晃参院議員があいさつしました。総会は七日まで。八日は国会要請に取り組みます。

 あいさつに立った吉本会長は、同時多発テロと有事法制に触れ、「平和と民主主義を保障することが障害者の生きる道である」と強調。「リストラで障害者が年間三千人も解雇されている一方で、ムネオハウスなど自民党の一連の税金の私物化は許されない」と訴えました。

 総会議案では、政府の「構造改革」による社会保障の全面的改悪を批判し、障害者施策の「介護保険化」を企てる支援費制度については、「障害程度区分」による実態に合わないランク付けで、支援費額に格差を設けるやり方であり、「障害者本人はもちろん事業者にとっても大きな混乱が予想される」と指摘しています。

 小池議員は、医療費三割負担を小泉首相に追及した国会論戦を報告。「三割負担は適切」と平然といってのける首相を批判し、医療改悪反対の一点で最後まで頑張る決意を述べました。

 総会では、昨年一年間の運動を総括し、高知県の医療費助成制度への所得制限導入を阻止した取り組みなどが報告されました。

 


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