日本共産党

2002年4月1日(月)「しんぶん赤旗」

政党助成金を上積み

人口増で総額319億円に


 “政治とカネ”の関係が厳しく問われているなか、国民の税金から毎年政党に支払われる政党助成費が新年度予算から約三億三千八百万円増額され、三百十八億九千二百万円になります。赤ちゃんからお年寄りまで全人口に二百五十円を乗じた金額が助成費として計上されます。二〇〇〇年国勢調査で人口が約百三十五万五千人増えたため自動的に引き上げられたものです。

 社会保障費では、高齢者人口の増加などに伴う医療増に必要な国庫負担の伸びを二千八百億円もカットする一方、政党助成金だけは“満額回答”です。

 今年も、政党助成金を受け取るために、日本共産党を除く、自民、民主、公明、自由、社民、保守、無所属の会、自由連合の各党が、総務省に届け出ています。

 日本共産党は、支持政党にかかわりなく国民から強制献金させる政党助成制度について、国民の思想・信条の自由を侵害する憲法違反の制度だとして、廃止を強く求めています。制度発足以来、受け取っていません。

 


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