日本共産党

2002年3月24日(日)「しんぶん赤旗」

伊吹衆院議員の政治団体

電話かけたら「ハイ、鈴木宗男事務所です」

会計責任者はムネオ秘書


どうなってるの 京都の自民

 伊吹文明自民党衆院議員(京都一区、元労相)が代表をつとめる政治団体で、設立(九七年)以来代々の会計責任者を鈴木宗男衆院議員=自民党離党=の秘書がつとめ、資金集めパーティーでも鈴木議員の地元、北海道の企業が大きな“貢献”をしていたことが本紙の調べでわかりました。京都府の自民党は、この伊吹議員や野中広務議員(同四区)などのムネオ人脈と、谷垣禎一議員(同五区)の加藤紘一議員=自民党離党=人脈が中枢を占めており、京都府知事選でもその体質が厳しく問われています。

 鈴木議員の秘書が会計責任者をつとめていたのは、伊吹議員が代表をつとめる政治団体「構造改革研究会」。最初の会計責任者は当時の鈴木議員の公設秘書。現在の会計責任者は、同議員の今の政策秘書です。

 事務所の所在地も事務担当者も電話番号も鈴木議員の「21世紀政策研究会」と同じ。「構造改革研究会」の電話番号にかけると、「鈴木宗男事務所です」という答えが返ってきました。

 同研究会は財政的にも鈴木議員に大きく依存しています。

 鈴木議員から、九七年に一千万円、九八年に五百万円の政治資金を受けていました。これは同研究会への過去四年間の献金の半分を占め、堂々のトップ。自分のホームページで、同研究会の「主宰者」と宣伝する伊吹議員自身の拠出額をはるかに上回ります。

 同研究会は九八年十二月に政治資金パーティーを開いて一日で九千万円以上を荒稼ぎしました。政治資金収支報告書によると、パーティー券を買った企業の多くは、鈴木議員の地元・北海道の業者。さらに券を買った企業の六割以上が鈴木議員に献金したことがある企業でした。このパーティー収入は同研究会の四年間の収入の70%以上を占めています。

 伊吹議員はホームページで同研究会を「伊吹さんが代表を務める衆参六十名の超派閥の政策集団」などと自慢していますが、実態を見ると、鈴木議員なしには成り立たないも同然。金も人も鈴木議員にささえられ、一体化しています。

 鈴木議員との関係では野中広務自民党元幹事長もその責任が厳しく問われています。野中議員は幹事長時代、鈴木議員を側近中の側近に取り立て、鈴木議員も「野中先生が『白』といえば『白』」などと忠勤に励んできました。「権力」をかさにきた鈴木議員のふるまいも野中議員・橋本派という後ろ盾があったから、という見方が自民党内でももっぱらです。

 このほか、同党の奥山茂彦議員(京都三区、橋本派)にも、百万円のムネオマネーが流れたことが判明。さらに、加藤疑惑との関係では、京都五区の谷垣議員が加藤側近です。ムネオ・加藤疑惑に示される自民党体質は京都でも深刻な問題です。

 


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