日本共産党

2002年3月19日(火)「しんぶん赤旗」

第55回無名戦士合葬追悼会

新たに1092人が合葬


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55回目を迎えた解放運動無名戦士合葬追悼会=18日、東京・日本青年館

 解放運動無名戦士合葬追悼会が十八日、東京・新宿区の日本青年館で開かれ、全国から約千五百人が参列しました。

 同会は、日本社会の進歩と革新、平和と民主主義のために貢献し、亡くなった方を顕彰・追悼するために一九四八年以来、毎年開催しているもの。五十五回目の今年は、新たに瀬長亀次郎、櫛田ふき両氏ら千九十二人が合葬されました。合葬者総数は二万八千八百三十五人。

 日本国民救援会の山田善二郎会長は「アメリカの戦争政策に無条件に従属し、底無しのスキャンダルを露呈させている小泉内閣の悪政にたいして、私たちは社会進歩のために尊い生涯をささげた方々が歩んだ同じ道を力強く歩もう」と主催者あいさつしました。

 日本共産党の松本善明衆院議員、全労連の西川征矢副議長、日本婦人団体連合会の守谷武子会長が追悼の辞をのべました。

 松本議員は「合葬される方々は、二十世紀の歴史の流れを進歩の方向に前進させることに貢献されました。故人が生前進められた平和、革新、進歩への業績は、いつまでも私たちの心と運動、歴史のなかに生き続けています」と前進への決意を語りました。

 元松代大本営保存会会長の故青木孝寿さんの妻、聖さんに続いて、元京都府議の故大塚元子さんの長女、吉井ますみさんが遺族を代表してあいさつ。「母が受け渡してくれた人民解放の事業を、より前に進めることを改めて決意します」のことばに、会場は大きな拍手に包まれました。

 会終了後、参加者は港区の青山墓地の解放運動無名戦士墓まで葬送行進し、合葬者の名前や活動歴を刻んだ三十二枚の銅版製ネームプレートをおさめました。

 


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