日本共産党

2002年3月19日(火)「しんぶん赤旗」

泡瀬干潟埋立てに道理なし

衆院委で赤嶺議員 観光予測のずさんさ追及


 日本共産党の赤嶺政賢議員は、十八日の衆院沖縄・北方特別委員会で、渡り鳥の飛来地で多様な生物が生息している沖縄市・泡瀬干潟の埋め立ての中止を求めました。

 赤嶺氏は、政府が泡瀬干潟の埋め立てを合理化するため、二〇〇六年までに沖縄県全体の観光客見込みを六百十五万人とし、泡瀬地区に宿泊施設が必要としていることについて、「六百十五万人というのは、どこで決まったのか」と質問。内閣府の武田宗高沖縄振興局長は「県の観光審議会の議論を踏まえたもので妥当な数字だ」とのべましたが、「県の審議会で決まったのか」とただしたところ、「決まっていない」と認めました。

 政府、沖縄県、沖縄市は、埋め立て計画全体の土地需要(百八十ヘクタール)の見通しが立たないにもかかわらず、第一期工事分(九十ヘクタール)の需要は確認できたとして、工事再開を決めています。赤嶺氏は、第一期工事のなかに入っている「多目的広場」の建設は、もともと第二期工事にあったものであり、「第一期の土地需要さえ埋められないから入れたのではないか」と追及。武田局長は、多目的広場が「第二期工事に入っていた」ことを認めました。

 


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