2002年3月2日(土)「しんぶん赤旗」
全国部落解放運動連合会(全解連)の第三十二回全国大会が一日、東京・台東区で開かれました。石岡克美委員長はあいさつで、全国水平社設立後の八十周年の歴史にふれながら、三十三年間にわたる同和特別対策で生活環境の改善があった半面、「解同」(部落解放同盟)の利権や不公正な行政への依存など逆差別が深まったことを指摘。「功罪をきちんと位置づけ、地域を基礎に要求にもとづく住民運動を積極的におこそう」と訴えました。
運動方針案を報告した丹波正史書記長は、部落問題の解決が社会的にすすみ、遅れた自治体も同和事業の終結がせまられていると指摘。全解連の組織的名称を地方組織を含め、今後二年以内に発展的に変更する方針を提起しました。
丹波氏は、利権を維持したい「解同」などの逆流を許さないたたかいをすすめながら、政府の人権救済制度の危険な側面に警戒を呼びかけました。地域社会の変化に対応し要求をもとに福祉・生活を守る運動がすでに広がっていることを報告しました。
日本共産党の井上哲士参院議員が来賓あいさつ。利権と腐敗の自民党政治打破で協力・共同をよびかけました。
同大会は、二日に水平社創立八十周年を記念したシンポジウムを開きます。三日は討論をおこない、運動方針と新役員を決めます。
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