日本共産党

2002年1月26日(土)「しんぶん赤旗」

名護市長選あす告示

宮城やすひろ候補

“新基地ノー”訴え

沖縄


 米軍新基地建設問題が最大争点の沖縄県名護市長選が、あす二十七日、告示を迎えます。新基地建設ノーを貫き、くらし守る市政をめざす宮城やすひろ候補(日本共産党、沖縄社大党、社民党、市民団体などでつくる「名護市の未来をひらく会」推薦)と、岸本建男市長=自民、公明推薦=の事実上の一騎打ち。両陣営とも総力戦の様相です。

 九七年の市民投票で市民がノーの意思を示した計画の二倍以上、全長二千七百メートルの新基地。FA18戦闘攻撃機や大型ジェット輸送機も離着陸可能です。岸本市長は、新基地問題を「こそこそはきらい。前面に立てる」といいつつ、住民が求める説明会はいっさいありません。経済問題でも、シャッターを閉めた空き店舗が目立つ商店街対策では「目新しいことができなくて、非常に後悔」。市の基幹産業である農業対策でも「抜本的な仕事ができませんでした」と、みずから実績のなさを認めざるをえません。

 それどころか、全国でも例のない市立保育所全廃方針を打ち出し、市民の怒りをかっています。

 宮城候補は、「四年前に市民が明確にした意思は誇りあるもの。生かし実現する市政を」「軍民共用空港でなく、那覇・名護間の軌道交通で活力あるまちづくりをすすめよう。豊かな自然を生かしたやんばる型公共事業で、地元優先、分離・分割発注を」と訴え市内各地を駆け巡っています。建設現場の労働者が手を振るなど、共感の輪が広がり始めています。

 


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